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外壁塗装のチラシを見るときの注意点は?【優良業者のチラシの特徴】

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こんにちは、マサキ工房です。

21年間のリフォーム営業と工務5年の経験をもとに、「住まいのリフォームに関する悩みや疑問を解決する記事(情報)」をお届けしているブログです。【2016年11月~小さな工務店を経営】

パソコン会社員

外壁塗装のチラシを見て「なぜこんなに安いんだろう・・」と疑問に思ったことはありませんか?

僕はこれまで、外壁塗装の見積り(商談)を2,000件以上、そのうち1,200軒以上の契約・完工を経験してきました。

外壁塗装のチラシを見てお問い合わせしても、掲載金額では工事できないケースのほうが多いです。

(ほとんどのチラシは)集客目的で”最金額”が記載してあるため、追加料金が発生するのが一般的だからです。

この記事では、”外壁塗装のチラシ”について解説しています。

記事を読むことで、”追加料金”が必要になるケースや優良業者のチラシの特徴がわかります。

外壁塗装のチラシを見るときに、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

外壁塗装のチラシを見るときの注意点は?

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外壁塗装のチラシを見るときには、以下7つのポイントに注意が必要です。

  1. 外壁塗装○○万円とチラシに金額だけ掲載
  2. 小さめの建物の塗装面積が掲載
  3. 足場代が不明
  4. コーキング(シーリング)補修工事についての記述がない
  5. 付帯塗装の詳細がない
  6. 塗料名」と「塗り回数」の説明文がない
  7. 屋根足場についての注意書きがない!

*注意点や追加料金の目安などについて、それぞれ順番に解説します。

1-1.外壁塗装〇〇万円とチラシに金額だけ掲載

外壁塗装○○万円とチラシに金額だけ掲載してある場合、工事金額が安いほど注意する必要があります。

*(見積もり依頼すると)”追加料金”の発生するケースが少なくないからです。

格安すぎるのでは?」と感じるチラシほど(追加料金に)注意しましょう!

優良業者のチラシには、かならずどこかに「2階建て30坪(120㎡)の場合」など、建物の坪数塗装面積目安が記載してあります。

1-2.小さめの建物の塗装面積が掲載

チラシに目安となる塗装面積が記載してあるものの、小さめの建物を基準にしてあるケースも注意する必要があります。

*お問い合わせしても、(大半のかたは)チラシよりも塗装面積は多く、金額も高くなるからです。

戸建住宅30坪(延べ坪)の外壁・屋根の塗装面積の目安を以下にまとめましたので、チラシ掲載の塗装面積と比較してみてください。

建物(延べ坪)外壁の塗装面積(㎡)屋根の塗装面積(㎡)
平屋(30)100~120130~150
総2階(30)110~13065~80
2階(30)110~13090~110

上記のとおり、戸建住宅30坪の外壁の塗装面積は100㎡以上・屋根は65㎡以上あります。

「外壁塗装面積60~80㎡」とか「屋根塗装面積40~60㎡」など、(小さめの建物を基準にした金額を)チラシに掲載してある場合は十分注意してください。

(関連記事)

>>なぜ外壁塗装の『見積書の面積』は業者によって違うのか?【3種類の計算方法を解説】

1-3.足場代が不明

足場代が不明なチラシには注意する必要があります。

戸建住宅30坪の場合で、10~20万円くらいの足場代がかかるからです。

チラシに”足場代込み”と記載してある場合でも、(お問い合わせの際には)「足場の追加料金はかからないのか?」まで確認することをおすすめします。

塗装業者によって、使用する”足場の種類”や”見積りの計算方法”が違うからです。

とくに、道路から家までの距離が遠い場合や、高台の家にお住まいのかたは(足場材の手運びに要する時間も多く)追加料金が発生しやすいため注意してください。

(関連記事)

>>外壁塗装の「単管・ビケ足場」の単価と費用相場【値引き可能なケースも解説!】

>>外壁塗装の足場面積は塗装業者によって違うのか?その理由と計算方法を解説!

>>平屋の外壁塗装で足場は本当に必要?塗装業者によっては不要になるケースも!?

1-4.コーキング(シーリング)補修工事についての記述がない

コーキング(シーリング)補修工事についての記述がないチラシも注意してください。

ヒビ割れ補修が数万円、サイディング目地のシーリング工事は(打ち替えの場合で)20万円近くかかるケースもあるからです。

コーキング(シーリング)補修工事についての記述があるか?」をよく確認しましょう。

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1-5.付帯塗装の詳細がない

マサキ

付帯塗装の詳細がないチラシも注意しましょう!

付帯塗装代金として、10~30万円くらいの費用が別途かかる可能性もあるからです。

また、”付帯塗装込み”と書いてあった場合でも、雨戸(戸袋)塗装やベランダ防水が入っていないケースは珍しくありません。

付帯塗装の詳細がないチラシは(別途費用に)注意してください。

(関連記事)

>>外壁塗装の『付帯部』はどこまで見積りされる?付帯塗装の費用20選

1-6.「塗料名」と「塗り回数」の説明文がない

塗料名」と「塗り回数」の説明文がないチラシは、とくに注意が必要です。

「塗料名」の記載がない

塗料名」の記載がないチラシは注意が必要です。

たとえば、シリコン塗料には「水性・油性(1液・2液)」タイプがあり、数十種類もの製品があるからです。

「シリコン塗料」は、1缶あたり数円~3万円以上するものまであります。

(材料費だけでなく)使用する製品(メーカー)によって”耐用年数も違う”ため、「塗料名」の記載がないチラシは十分注意してください。

(関連記事)

>>外壁塗装に使用する『水性と油性塗料』はどっちのほうが長持ちする?

「塗り回数」の説明文がない

外壁塗装は、(下塗り・中塗り・上塗り)の3回塗りが一般的な「塗り回数」です。

チラシの金額が安い場合、下塗りなし(シーラーレス)の2回塗りの可能性があります。

下塗りなし(シーラーレス)の2回塗りは、(3回塗りよりも)耐用年数に不安はありますが、(下塗りをしない分)工事費用は安いです。

マサキ

塗り回数の説明文があるか?」をよく確認しましょう!

(関連記事)

>>下塗りなし(シーラーレス)の外壁塗装って本当に大丈夫?【おすすめしない5つの理由】

1-7.屋根足場についての注意書きがない!

外壁と同時に屋根塗装もする場合、屋根勾配(傾斜)5.5寸以上は”屋根足場”が必要です。

しかし、屋根足場について”注意書き”のあるチラシはほとんどありません。

外壁と同時に屋根塗装も検討するかたは、屋根足場の費用に注意してください。

屋根勾配については、以下の記事で(確認方法など)わかりやすく解説しています。

>>外壁の足場代とは別料金!屋根足場が必要となる屋根勾配の目安は?

上記のように、外壁塗装のチラシは業者によって記載されない事項があります。

(チラシを見て)外壁塗装を検討する際には、上記7つのポイントに注意してください。

優良業者のチラシには5つの特徴がある!

パソコン作業する女性と男性の画像

優良業者のチラシには、以下の5つの特徴があります。

  1. 会社情報の詳細がある
  2. 保証やアフターメンテナンスの記述がある
  3. 施工事例の地域名や施工主の写真が掲載してある
  4. チラシに自社施工のアピール欄がある
  5. 経営者や作業員(社員)の写真がある

2-1.会社情報の詳細がある

外壁塗装のチラシに「会社情報の詳細があるか?」は重要なポイントです。

以下の3つに注意しながら、チラシを確認してみてください。

会社の住所や店舗(支店)数

チラシに「会社の住所店舗(支店)数など」の詳細はありますか?

詳細がない場合、なにか都合の悪いことがある?可能性があります。

まともに経営している業者であれば、会社の住所や店舗(支店)数などは詳細を記載するはずだからです。

専門とする事業内容や資格の詳細

チラシに専門とする事業内容資格の詳細はありますか?

塗装工事は、有資格者が在籍している塗装専門の地元業者に依頼するのが理想的です。

専門とする事業内容や資格の詳細がない場合は注意しましょう。

創業して何年?施工実績は何件?

「創業して何年?施工実績は何件?」というのは、気になるかたが多いのではないでしょうか?

しかし、「創業して間もない・施工実績が少ない」といった業者の場合、チラシに詳細を記載していないケースがあります。

おそらく、(信用を得るのが難しいため)あえて記載していないのでは?と思います。

それでも、創業や施工実績に関しては、詳細を記載するべきではないでしょうか。

マサキ

そのほうが、”誠実で信頼できる業者”と言えます。

*人によって意見はわかれると思いますが、参考にしてみてください。

2-2.保証やアフターメンテナンスの記述がある

チラシに保証アフターメンテナンスの記述がありますか?

外壁塗装は”手抜き工事”の場合でも1年くらいはキレイです。

(手抜きによる)塗装の剥がれやふくれ等の症状は、工事完了後1~3年くらいして初めてわかります。

マサキ

塗装して5年も経過しないうちに、(自腹で)”再塗装”されるかたも珍しくないです。

保証アフターメンテナンスの記述があるか?」をかならず確認しましょう。

(関連記事)

>>外壁・屋根塗装をリフォーム会社の『保証期間』だけで選ぶのはNG?

>>サイディングの塗装時期は7つの症状が目安!手抜きによる剥離(はくり)に要注意!?

2-3.施工事例の地域名や施工主の写真が掲載してある

優良業者のチラシには、施工事例の地域名施工主の写真が掲載してあります。

これらは、(良い工事をしない限り)チラシに掲載させてもらうのは難しいです。

チラシの写真に、「○○地区の施工事例」や「○○地区のA様」など書かれていると安心できる!、というかたも少なくないはずです。

*お客様の声(アンケートなど)の掲載も同じことが言えます。

2-4.チラシに自社施工のアピール欄がある

チラシに自社施工のアピール欄がある業者の場合、(中間マージンが発生しないため)良い工事を安くすることが可能です。

保証アフターメンテナンスの記述もあれば、「優良業者の可能性は高い!」と言えます。

2-5.経営者や作業員(社員)の写真が掲載してある

優良業者のチラシには、経営者や作業員(社員)の写真が掲載してあります。

写真の掲載がないチラシよりも”安心!”、というかたが大半ではないでしょうか。

経営者や作業員(社員)の写真が掲載してあれば、大きなプラスポイントです。

このように、優良業者のチラシには上記5つの特徴があります。

上記に該当する項目が多いほど、「優良業者の可能性は高い!」と言えるでしょう。

まとめ

外壁塗装のチラシについて解説させて頂きました。

(チラシを見て)外壁塗装を検討する際、この記事の内容を参考にして頂けると幸いです。

もし、チラシを見てお問い合わせするかたは、「見積りは無料なのか?」まで確認しておきましょう。

そうすればきっと、チラシの値段より高くなってしまった場合に断りやすくなるはずです。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。