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外壁塗装の下塗りの乾燥時間は4時間以上が目安!?中塗り・上塗りの間隔は塗料次第!

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こんにちは、マサキ工房です。

21年間のリフォーム営業と工務5年の経験をもとに、「住まいのリフォームに関する悩みや疑問を解決する記事(情報)」をお届けしているブログです。【2016年11月~小さな工務店を経営】

パソコン会社員

外壁塗装の下塗りの”乾燥時間”は、「何時間くらい必要なんだろう・・」と疑問に思っていませんか?

外壁塗装の下塗りの乾燥時間は、”4時間以上を目安”に作業するのが一般的です。

しかし、なかには(意図的に)塗料の乾燥時間を守らない悪質業者”も存在します。

僕はこれまで2,000件以上、外壁塗装の見積り(商談)をして1,200軒以上の契約・完工を経験してきました。

実際、塗料の”乾燥時間を守らない”塗装業者(職人)は決して珍しくないです。

この記事では、外壁塗装工事における下塗りの適切な乾燥時間」と「中塗り・上塗りの間隔」について、日本ペイントの製品カタログを用いて解説しています。

記事を読むことで、(下塗り・中塗り・上塗りの)”適切な乾燥時間”や乾燥時間を守らない悪質業者の対策がわかります。

外壁塗装の業者選びの際、ぜひ記事の内容を参考にしてみてください。

下塗りの乾燥時間は4時間以上が目安!?

日本ペイントファインシリコンフレッシュとパーフェクトトップのカタログ画像

外壁塗装の下塗りの乾燥時間は、4時間以上を目安に作業するのが適切です。

しかし、外壁の塗装面積が少ない場合や天候(気温)次第では、「下塗り中塗り」が1日で終わるケースもあります。

中塗り」とは、(下塗り完了後の)上塗り1回目のことです。

「下塗りの乾燥時間」は、(塗装業者から説明がないケースもあると思いますが)塗料メーカーの製品カタログに記載してあります。

日本ペイントの上塗り塗料、「ファインシリコンフレッシュ」と「パーフェクトトップ」の見本帳(カタログ)で、下塗りの種類ごとに”適切な乾燥時間”を確認してみてみましょう。

<油性(2液)シリコン塗料>

ファインシリコンフレッシュ

<水性(1液)ラジカル塗料>

パーフェクトトップ

(ニッペ)ファインシリコンフレッシュの下塗り乾燥時間の説明画像
(ニッペ)ファインシリコンフレッシュ

ファインシリコンフレッシュ」の見本帳では、下塗りに「パーフェクトフィラー」と「ハイポンファインプライマーⅡ」を使用した場合、(気温23℃のとき)塗り重ね乾燥時間4時間以上となっています

(ニッペ)パーフェクトトプの下塗り乾燥時間の説明画像
(ニッペ)パーフェクトトップ

パーフェクトトップ」の見本帳では、(窯業系サイディング・ALCパネル面の塗り替え時)、下塗りに「パーフェクトサーフ」を気温23℃で使用する場合のみ塗り重ね乾燥時間3時間以上となっています。

*それ以外の下塗り塗料は4時間以上です。

(日本ペイントの)「下塗りの乾燥時間」をまとめると、以下のようになります。

塗り重ね乾燥時間(気温23℃)>

   (3時間以上)

  • パーフェクトサーフ

   (4時間以上)

  • パーフェクトフィラー
  • ファインパーフェクトシーラー
  • ハイポンファインプライマーⅡ
  • パーフェクトプライマー

日本ペイントの下塗り塗料は上記以外にも多数の製品がありますが、そのほとんどは「4時間以上の乾燥時間」が必要です。

また、気温23℃で「4時間以上」ということは、それよりも気温が低くなる季節(天候)では、もっと乾燥時間が必要になります。

*塗料は、気温が低くなるほど乾燥しにくいからです

特に冬場の施工は、下塗りが乾くまでの時間が(通常より)長くなるため注意してください。

このように、下塗りの乾燥時間は4時間以上を目安にして、つぎの中塗り作業をするのが適切です。

外壁の塗装面積が少ない場合や天候(気温)次第では、(あまりおすすめしませんが)下塗り・中塗りの作業を一日で終わらせることもできます。

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下塗りと中塗りの間隔は実際の現場ではどうなの?

外壁塗装の中塗り作業の画像

気温23℃”の条件下で工事する場合、外壁塗装の実際の現場では次のようなケースも考えられます。

下記のケースでは、午後13時~”中塗りしても大丈夫”と思いますか?

気温23℃

午前8時~下塗り作業開始  → 正午12時に下塗り完了

午後13時~中塗り開始 →  17時中塗り終了

正午12時に下塗りが完了したばかりなのに、「なぜ13時から中塗り作業を始めるの?」と疑問に思われたかたもいることでしょう。

しかし、(東・西・南・北面ごとの)作業にかかる時間をこまかく見るとどうでしょうか?

午前8時より東面の下塗り開始 → 午前9時東面下塗り完了

*西・南・北面も同じように各1時間で終了

上記の例では、午前8時に下塗り作業を開始した東面は、1時間後の午前9時に完了しています。

そうすると、以下のように中塗り開始の13時には、すでに下塗り完了から4時間経過しているわけです。

(東面)午前9時完了  → 4時間後午後13時中塗り開始

*西・南・北面も同じ間隔

このように、塗装職人は乾燥時間とつぎの作業のことを考えながら、できるだけ無駄な時間をつくらないように作業していきます。

マサキ

ベテランの職人ほど塗料の乾燥待ちの時間少ないです。

もし、下塗りの日に中塗り作業が始まった場合、(大半のケースで)”下塗りが乾燥している状態”と思ってよいでしょう。

しかし、実際の現場では、一般的に下塗りから中塗りまでの作業を1日で終わらせることは滅多にありません。

そのほうが、下塗りが確実に中のほうまで乾燥して(外壁との密着性が良くなるため)、塗装が剥げる心配が少なくて済むからです

優良業者であれば、(よほど塗装面積が少なくない限り)下塗りをしたら「つぎの日まで乾燥させる」というのが一般的です。

塗料の乾燥時間は風も影響する!

外壁塗装工事は気温も大事ですが、”風が吹くかどうか”も塗料の乾燥時間に大きく影響します。

気温が23℃以下の場合でも、天気が良くて少し風が吹くような条件下だと、4時間程度で乾燥しているケースも多々あります。

一方、気温の低い季節で風があまり吹かない条件下だと、その日のうちに中塗り作業を開始するのは困難です。

マサキ

とくに、北面4時間くらいでは乾きません。

そのため、気温が23℃以下になる季節は、よほど条件が揃わない限り”1日で下塗りと中塗りを終わらせる”ことは難しいです。

このように、外壁塗装工事の実際の現場では、下塗りの乾燥時間(4時間以上)と天候(気温・)などの条件が揃えば、中塗り作業を開始することは可能です。

しかし、塗装が剥げてしまう等のリスクを考慮すると、下塗りの日に中塗り作業を開始する業者はあまりおすすめできません。

外壁の塗装面積が少ない場合でも、下塗りの次の日以降に中塗り作業をしてくれる塗装業者をおすすめします

中塗り・上塗りの間隔は塗料次第!

日本ペイントファイン4fセラミックとシェラスターネオのカタログ画像

中塗り上塗りの間隔」も、(下塗り同様)使用する塗料によって違います。

上塗り塗料の場合、”水性・油性塗料”による乾燥時間の違いも大きいです。

また、(下塗り・中塗りの間隔と同様に)外壁の塗装面積が少ない場合や天候(気温)次第では、1日で中塗り・上塗りを終わらせることも可能です。

ここでは、下記の日本ペイントの(上塗り塗料)

<油性(2液)フッ素塗料>

ファイン4Fセラミック

<水性(2液)無機塗料>

アプラウドシェラスターNEO

上記2種類の見本帳(カタログ)で確認してみます。

(ニッペ)ファイン4Fセラミックの塗り重ね乾燥時間の説明画像
(ニッペ)ファイン4Fセラミック

ファイン4Fセラミック」の(中塗りと上塗りの)塗り重ね乾燥時間(23℃)は、”3時間以上”となっています。

たとえば、午前8時から中塗り作業を開始して、2時間で全体の中塗り作業が完了すれば午前10時です。

そこから、(3時間)乾燥後の午後13時に上塗りを開始すれば午後15時完了となるため、1日で中塗り・上塗りを終わらせることは十分可能です。

午前10時に中塗り完了

3時間乾燥)午後13時に上塗り開始

→ 午後15上塗り完了

(ニッペ)アプラウドシェラスターNEOの塗り重ね乾燥時間の説明画像
(ニッペ)アプラウドシェラスターNEO

アプラウドシェラスターNEO」の(中塗りと上塗りの)塗り重ね乾燥時間(23℃)は、(先ほどより1時間多い)”4時間以上”となっています。

たとえば、(先ほどと同じように)午前8時から中塗り作業を開始して、2時間で全体の中塗り作業が完了すれば午前10時です。

そこから、(4時間)乾燥後の午後14時に上塗りを開始すれば午後16時完了となるため、(こちらの塗料も)1日で中塗り・上塗りを終わらせることは可能です。

午前10中塗り完了

→(4時間乾燥)午後14時に上塗り開始

→ 午後16上塗り完了

しかし、(どちらを塗装した場合でも)2時間くらいで中塗りを終わらせるとなると、最低でも4~5名の作業人員が必要です。

マサキ

実際の現場は、2~3名で作業するケースが大半のため、塗装面積が100㎡以下の総二階建てや平屋住宅でない限り、1日で中塗り・上塗りを終わらせるのは難しいと言えます。

気温が低い気候(冬場)だと水性塗料は乾きにくい!

気温が低い気候(冬場)だと、油性(2液)塗料にくらべ水性(1液)塗料のほうが乾きにくくなります

2液タイプの塗料は、「主剤と硬化剤」を混ぜるため冬場でも乾燥します。

しかし、水性(1液)塗料の場合、冬場はカタログ記載の乾燥時間より(想像以上に)塗料が乾くまでの時間が必要です。

風が吹かないケースだと、半日~1日近く乾かないということも珍しくありません。

 気温が低い気候(冬場)に工事を依頼するかたは、工事が長引く可能性があるため注意してください。

マサキ
マサキ
冬場など気温が低い時期に施工する場合、乾燥時間が安定する2液タイプの塗料をおすすめします。

このように、中塗り上塗りの間隔(乾燥時間)は3~4時間以上の製品が大半のため、条件次第では”1日で終わらせる”ことも可能です。

とは言え、実際の現場では「気温や作業人員・塗装面積など」、様々な条件が揃わない限り、1日で終わらせるのは難しいと思います。

中塗りの色を変える施工”の場合だと、なおさら難しいと言えるでしょう。

(関連記事)

>>外壁塗装に使用する『水性と油性』塗料はどっちのほうが長持ちする?

>>中塗りの色を変える外壁塗装とは?【3つのリスクに注意!】

1日で下塗り・中塗り・上塗りまで終わらせる業者に要注意!!

頭を抱える人の影の画像

1日で”下塗り・中塗り・上塗り”まで終わらせる業者には注意が必要です!!

「そんな業者がいるの?」と思われたかたもいるかも知れませんが、ずっと以前から実際に存在します。

考えられる原因はつぎの通りです。

元請けから非常識な金額(安すぎる金額)で仕事を依頼された

他に現場がなく雇用している職人全員をいちどに作業させた(5名以上)

 つぎの現場がたくさん詰まっていて早く終わらせたい

早く集金したい(資金繰りに困っている

そもそも悪質商法の会社

おそらく、上記のようなことが原因なんだろうな?と思います。

マサキ
マサキ
そのため、工事を依頼する場合は、次のような業者に注意しましょう。

契約金額が格安すぎる業者(アピールも含む)

保証書を発行しない業者

上記は、僕のリフォーム営業マン時代(21年間)に工事を依頼された際、前回の塗装で”泣き寝入りしたお客様”から聞いた業者の共通点です。

具体的には、工事が終わって2~3年以内に不具合が起こったのに何も対応してもらえず、「結局、5年も経たないうちに再度塗り替えした」という事例です。

下記(画像)のように、塗装して2~3年以内に塗装の”剥がれ”が目立つ箇所にあった場合、どう思いますか?

塗装が剥げている画像

おそらく、大半のかたが「失敗した!」という気持ちになるはずです。

このようなケースは珍しいことではなく、僕だけでも過去に数十件の依頼(塗装後2~3年以内)を経験しました。

全国的に見るとその数百倍は同じような例が存在しているのではないか?と思います。

最終的に業者を決める際、「格安すぎる・保証書を発行しない」業者には十分注意してください。

(関連記事)

>>サイディングの塗装時期は7つの症状が目安!手抜きによる剥離(はくり)に要注意!

保証期間よりも保証内容を重視する!

1日で下塗り・中塗り・上塗りを終わらせるような悪質業者は、実は『施工保証』を売り文句にしながらも、施工後の不具合が『保証内容』に含まれていないケースが珍しくありません。

塗装工事の保証の大半は、リフォーム会社(業者)が行う『自社保証』です。

たとえば「10年保証」の場合、すべての不具合が10年保証の対象になるという訳ではありません。

事前に「保証期間」よりも「保証内容(=補償対象となる劣化症状ごとの期間)」を重視して、工事を依頼することをおすすめします。

(関連記事)

>>外壁・屋根塗装の『保証期間』だけで業者を選ぶのはNG?

まとめ

外壁塗装の「下塗りの乾燥時間」と「中塗り上塗りの間隔」、について解説させていただきました。

外壁塗装の業者選びの際、記事の内容を参考にして頂けると幸いです。

マサキ
マサキ
最後に、この記事の要点をまとめました。

下塗りの乾燥時間は気温23℃の条件下を目安にして4時間以上は必要

実際の現場では気温だけでなく”風が吹くかどうか”も乾燥時間に影響する

「1日で下塗りと中塗りを終わらせる」のは可能だがあまり良くない

「 中塗りと上塗りの間隔」は使用する塗料によって違う

冬場の施工は乾きやすい2液タイプの塗料も検討してみる

格安すぎる・保証書を発行しない業者に依頼する場合は要注意!!

上記の中でも特に、「格安すぎる・保証書を発行しない」業者に依頼する場合は、より慎重に検討することをおすすめします。

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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